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家計負債

NY Fedが出した新しい家計負債についてのリポートが興味深いものだったので紹介します。
内容は次のものでした。
  • Total household indebtedness stood at $12.73 trillion as of March 31, 2017. This increase put overall household debt $50 billion above its previous peak set in the third quarter of 2008 and 14.1 percent above the trough set in the second quarter of 2013.
  • Mortgage balances, the largest component of household debt, reached $8.63 trillion as of March 31, a $147 billion uptick from the fourth quarter of 2016.
  • Balances on home equity lines of credit fell slightly in the first quarter, down $17 billion to $456 billion.
  • Non-housing debt saw mixed changes—an increase of $10 billion in auto loans and $34 billion in student loan balances, and a $15 billion drop in credit card balances.
つまり画像にすると次のようになります。

2008年のピークだった時の家計負債を最新の値はついに上回りました。
これは大きな事実の一つなので注意が必要です。
しかし忘れてはならないのは日本と違ってアメリカは成長しているということです。
2008年当時のGDPに対する家計負債は85.4%でしたが、現在では20%ほど低い66.9%です。
また2008年当時と家計負債の内容がだいぶ異なっていることにも注目しなければなりません。
重要なことは住宅ローンの比率が減少し、学生ローンと自動車ローンの比率が増加していることです。

住宅ローンのクレジットスコアの比率は次のようになっています。

クレジットスコアとは色々なものがありますが660未満がサブプライム層と言われている人たちです。
上の図を見ると現在はサブプライム層はあまり借りていないことがわかりますね。
次に大きな問題となるのは住宅ローンではなく自動車ローンや学生ローンではないでしょうか。

色々おもしろいグラフが並んでいるので見てみるのはどうでしょうか。
https://www.newyorkfed.org/medialibrary/interactives/householdcredit/data/pdf/HHDC_2017Q1.pdf

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不動産の上がりっぷりは天井知らずですから、庶民が手を出すのは教育費と車の方が、賢いのもしれません。

  • Visitor
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GDP比率もサブプライム比率も低いとなれば、サブプライムローン勃発時と比較するとまだまだ危機的でない、他方、自動車株にはリスク要因にもなるのでしょうかね。あるいは学生ローンを多額に保証している会社などがあればもっと直接的なリスクとなるのでしょうかね。その意味では金融業界全体のリスク要素にはなるのでしょうかね。
それにしても経済成長とは素晴らしいですね^_^

  • Jiny
  • URL
To 雪さん

コメントありがとうございます。

>>不動産の上がりっぷりは天井知らずですから、庶民が手を出すのは教育費と車の方が、賢いのもしれません。

そういう問題ではないですよ。
例えば教育費はそれこそ「天井知らず」で上がっています。それも住宅ローンと違って選択肢がなく、教育を受けなければ就職ができません。なのでこの問題は根深いんですよ。

  • Jiny
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To Visitorさん

コメントありがとうございます。

>>GDP比率もサブプライム比率も低いとなれば、サブプライムローン勃発時と比較するとまだまだ危機的でない、他方、自動車株にはリスク要因にもなるのでしょうかね。

仰る通りです。まだ2007〜2009年のような馬鹿でかい大きなリスクとは言えませんが、それでも自動車などの市場は飽和状態で尚且つ中古車市場の価格は下がっています。そのため担保となる自動車がいくらで売れるかわからないので銀行も審査を厳しくしているのです。
そうしたことから記事でも紹介しましたがフォードが従業員を削減することを決定しました。すべてつながっているんですよねー。

>>あるいは学生ローンを多額に保証している会社などがあればもっと直接的なリスクとなるのでしょうかね。その意味では金融業界全体のリスク要素にはなるのでしょうかね。

実際に延滞率はかなり上がっているので何か問題が起これば消費が一気に冷え込む可能性はありますね。
金融業界はデリバティブを持ちすぎているのでそれが不安です。

>>それにしても経済成長とは素晴らしいですね^_^

そうですね。私が何度も発言しているようにアメリカは長期的には間違いなく先進国で成長がトップになる国です。
薔薇色ばかりではないですが、それでも大きな株価の下落を見たら私は買うつもりですね。

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